蒼い魚

生命は とりわけ人間は全く太刀打ちできない

圧倒的な機能に浸されていることに諦めながらも

それに順じない秘密の泳ぎをしている

 

 

 

 

 

雨が続きますね。

ここまで降ると、キャビネットは梅雨明け後の板の反りが心配なので、

今後予定している制作物の試作をしています。

試作材はホームセンターのホワイトウッドやSPFを使っています。

気軽に使えて良かったのですが、節も多いし、検討でいじくり回すには適していない気がしてきました。

しかし一日中ああすればいい こうすればいいと考える日々、少し疲れたな。

自然体ってなんだろう。

 

去年いただいたヒラタクワガタが越冬して、2年目の夏を迎えています。

個室だったのですが、最近2匹のカブトムシがいるカゴに入れたところ、

今まで一匹で静かだったヒラタが、バキバキの威嚇と動きで、カブトと互角以上の戦闘能力を発揮。

とてもいいフォルムをしているのです。

 

 

 

 

スイカ

スイカをいただきました。

もうそういう時期なんですね。

やっぱり瓜型フォルムいいな。

 

 

総合格闘家の朝倉未来選手が減量で、計量の前日に6kg落とすと言っていました。

人間の70%は水分だからと。

 

竹原  あー水抜きだ。どうやるの?

朝倉  半身浴を繰り返して、、、

畑山  例えば3日後に計量があるとして、3日前はどうするの?

朝倉  飯を少なめにして、、、

畑山  飯食うの?!

朝倉  はい。食べます。前日まで食べます。水も飲みます。

竹原  前日で+6kg!それで落ちるの?

朝倉  はい。

渡嘉敷 信じられないね。おいらだって一週間前から ほとんど飲み食いなしだよ。

朝倉  え〜そんなの弱くなっちゃうじゃないですか?

竹原  弱くなるよ。

畑山  でもそれしかやり方わかんないから

竹原  脱水状態じゃん。水抜きで失敗した選手たくさんいるよ。

渡嘉敷 前の日なんか風呂入るなってボクサーは言われるよ。だるくなるから。

朝倉  いやなんか疲れ全部取れてめっちゃいい感じですけどね。

    まあでもほんと脱水ですけど。

 

 

*対談で楽に話してますが、実際減量の動画を見るとかなり過酷でした。

水抜きに関してはいろいろありそうですが、どこか気になり記述しました。

 

 

 

 

向き

 

 

 

削り引き算はとにかく自分に向いている。

とにかくわからないけど何かある

だからいらない物を ちがうちがうと どけていく

 

ある意味では肉の強弱でしかない

音とか形の肉体 そのものの近く

 

肉眼ではなく、カメラを通して見た時にハッとして

方向性が見えることもある。

 

 

 

 

ナラ

 

 

 

工房ではキャビネットの木取りが始まり、ナラの匂いがします。

 

ナラは貴重な材になった。

素朴で重厚。(柔らかめのもある) 板目と柾目で変わる斑の表情に、なんとも言えない親しみがある。

使えなくなってしまったら寂しいなあ。

オーク類の一種だが、ナラ材というとぼくの知る限り、ロシア産、日本産のことをいう。

日本には北海道産が特に有名なミズナラという材があるが、区別はどのあたりにあるのかな。

昔のいいナラはピンク色をしていた(挽いた時?)ということを聞いたことがある。

北米産でホワイトオークという材もある。同じ類だが、ナラよりさらに重厚。

ヨーロッパにもオークはあると思うけど使ったことはない。

 

自然材料であり、10年後にはどうなっているかわからない。

いい制作をしたい。

 

 

 

 

6月

田植えの季節です。

 

 

ある画家と話した時の言葉。

絵は啓示だから啓示がなければ描けない、、、すこし真剣な話が始まった。

左右対称(左右相称)についてどう考えますか?

○○先生は左右対称。

目の前に中心線を据えて、いつも自分に厳しく問うている。

私にはそれはできない。私はミケランジェロ派。

ダヴィンチやセザンヌはセンターから逃げない。ずっとみつめている。

私は違う。

 

よくあるどちら派の話でもあるが、先輩の確かな言葉を時々思い出す。

 

 

 

2体

 

 

 

長い間放置していましたが再始動しました。

縁があり、ぼくの所に来てくれた楠の中で一番大きなものです。

大事に使おうと思っていましたが、工房移転して しばらくするとイメージは訪れました。

じっくりと付き合っていく木になりそうです。

 

 

 

 

 

 

もう一体着手しました。

今回はセンターラインを引いた。

木の素性と自分のイメージを交差、通過

 

 

 

 

近くの山

 

 

 

ダイラボウという山に行ってきました。

いつも囲まれている近くの山ですが、登ってみたらとても景色が良くて感激しました。

身近で気に入った場所があるっていいですね。

藁科川を横断している道路は新東名です。

 

 

妻と小さなボウルとスプーンを買ってきました。

なんだか懐かしくなって柳宗理デザインのモノを並べてみたら、すべて画像にはありませんが15点くらいありました。

カトラリーシリーズ好きですね。オタマやボウルも綺麗。

学生時代には大学に講演に来てくれたこともありました。

その制作スタイルも含めて、これが美しいのだということが太く伝わってきます。

 

 

 

 

茶畑

 

 

 

朝比奈の茶畑に黒い寒冷紗が被りました。

日光を遮ってじっくりとお茶を育てているようです。

祖母の家は茶畑に囲まれていました。

ぼくはこの家が大好きで、山間に張り巡る茶畑の中を冒険したことを よく思い出すのです。

いろいろと次のことを考えています。

でもできることは限られている

寧ろ一つ今大切なことにしっかりと向き合うこと。

 

 

 

Book cabinet

 

 

Ao Book Cabinet

W900/800 D418 H1947 

胡桃(クルミ)、アクリル板

オイルフィニッシュ

 

クルミのブックキャビネットを納品しました。

大分長い時間をかけて制作しました。

大きな物でしたので、無事納めることができ安心しました。

信頼していただいたクライアントには感謝の一言です。

 

元々たくさんの本を所蔵しており、自然溢れる場所にお住まいであることから、

山間の研究室の書庫のようなイメージを勝手ながら抱いています。

実際には、右側の少し幅が狭い箱が90度回転し、L型に空間を構成して納めています。

引き戸で チラッと背表紙が見えるようにという要望がありましたので、

横向きのストライプ構成のデザインとしました。

木の膨よかさと機能性が一体となった、静かな森のようなキャビネットになればと考えました。

本体から背板(裏板)、抽斗の底板まで、すべて無垢のクルミ材です。

落ち着いた優しい表情をもつ材で、制作しながら大分親しくなったような気がします。

これからたくさんの本が入っていくのがとても楽しみです。