漆芸家 関野晃平

 

 

先日、父(妻方)から関野晃平展が開催されていると聞き、一緒に島田市博物館に行ってきました。

父は絵画と陶芸を中心に美術が大好きな人で、土偶から始まり中国朝鮮陶磁器、

日本の民芸運動やその後の陶芸作家、それから西洋美術、日本画、水墨画と、見て触って、

会って買ってきた人で、10代の頃から一緒に美術館に行っては いろんなことを教えてもらいました。

 

ぼくの木工は、北欧家具(デンマーク)の影響が色濃く出ているという印象かと思いますが、

それだけでなくいろんな美術に恋してきました。

関野晃平は昭和平成を生きた漆芸家で、日本の木漆芸の巨匠 黒田辰秋の弟子として

名前は知っていたのですが、作品は拝見したことはありませんでした。

こんな近くで見れるなんてと思い博物館に行くと、

関野は晩年、島田市の伊久美で制作していたということで驚きでした。

白洲正子からも「現代の漆芸では1番の人」と評されていたようです。

黒田の小刀で削る音が聞こえてきそうなパワフルな作風とは異なり、静かで濃密な印象を受けました。

漆芸家ということですが、素地の木の造りも美しく、沈静したフォルムの中にある独特な丸みに魅了されます。

 

近くでこんな素敵な工芸品がみれてとても充実した休日でした。