小さな仏壇

3回目のオイル塗装を終えた。

御本尊の掛軸のために立ち上がった物体。

内部の奥行きは数値としては小さいが、

御本尊を安置する空間の質について、よく考え制作した。

 

石と花壇

ぼくの家の庭には石の花壇があるのだが、樹木が枯れてしまい石の花壇だけが残っている所があった。

石だけあっても草刈りの時に邪魔だし、境界の役割を終えたのでスッキリしたいからゴロっとどかした。

息子は時期的にカブトムシの幼虫がいないか楽しみにしていた。

花壇の石は、ただ置いてあるだけでなく割と深く埋めてあるため、思っている以上に大きな穴が現れた。

カブトムシの幼虫はいなかったが、小さな虫の幼虫がウジャウジャと生息していた。

石は花壇としての機能を失い、ただの石ころになった。

そして穴が残った。ここには機能の余韻が残っている。

ぼくはこれが気になる。

幼虫としてもここがお家だったわけだがら、とても困っただろう。

次の日の朝、息子が 幼虫まだいるかなーと穴を見にいくと、もういなかった と行って帰ってきた。

 

 

ゲンロン0

東浩紀による 「ゲンロン0 観光客の哲学」 を読み終えた。

この世界を生きる中で、確かで有効的な言葉が記されていると思う。

個人的には、表現者としての観点から <第6章 不気味なもの> が気になった。

ぼくからも伝搬しよう

 

部材

 

小さな仏壇に使う小さなツマミの試作。

どんなに良い既製品があったとしても、この家具に合う訳ではない。

本当にこの家具のためのモノとなると、自ずと自分で考え制作することが多くなる。

今回は、初めての仏壇制作ということもあり検討することが多い。

時間がかかって大変だけど、私の考える家具の要素や技術がまた一つ増えた。

ここで見つけた答えは宝物だ。

 

 

マグネットラッチを削り出しで加工した特殊な部材。

中央の穴にマグネットを仕込む。

地面、気分

できてきたぞ、オブジェクト2。

今のところ名前(題名)はまだ決まらないけど、副題は、Object _ Post か Object _ Drop かな。

大まかな形が決まってくると工房内で制作したり外で制作したりと場所を変えながらの制作になる。道具も家具で使う南京鉋や小刀、鑿、ヤスリなどが登場してくる。地面に座って制作していると脚や胴がクランプの役割をする。ノゲイラばりに制作物をロックして削る。こういうの楽しい。

 

場所を変えるのは気分というよりは理由がある。工房内でやるのは、やはり大きな作業台の上に乗せた方がやりやすいことが増えてくるから。しかし台の上で制作していると、そこで見たときの形になってしまう。地面に置くことを想定しているので、できることは地面でやる。そして光。光の加減や鉋跡などの感じで形が正確に見れないことがある。形が繊細になってくると形を読み違えて削ってしまうのは痛い。(木の彫刻は基本的には削ったら戻せない)ずっと外(自然光)で形を見ていたので工房内に入るとどうも光の違いが気になる。それから、遠目でいろんな角度から制作物を見たい。外に出れば制作物の周りをグルグル回れる。分析するとこんな感じだけど、要するに清々とした所でやりたい気分か。

家具制作に慣れていたので違和感があったけど、こういうものは基本的には地面での制作がいいんだろうなあ

 

削り出し

小さな仏壇の部材。

ここまでは機械と電動工具によってできている。

数値が出ているので機械の方が求める線に対して正確だ。

といっても、少しづつずらしながら曲面を作っていくかなり地道な作業。

あとは手道具でさらっと撫でるように仕上げていく感じがぼくは気持ちいい。

 

 

 

 

トラックの話2

トラックの話1 http://blog.kazuyaozawa.net/?eid=16

制作中オブジェクトに関係すると思われるイメージは連想していく

 

小学生の頃通院した、病院の状景。

今は使用されているかわからないけど、病院の天井にはレールがあり、ラジカセみたいな箱が何かをを運搬していた。

 

カルテ搬送機 https://www.youtube.com/watch?v=BI-C06pgrK8(参考)

各診察室の天井近くにある専用の入口を通過し、カルテを届けては預かり出ていく。病院内の天井にはレールが張り巡らされており、分岐点があったり、ストンと天井から天井裏を行き来するトンネルがあったりした。天井と天井裏で何かが起こっている。病院内のどこか不安を抱えた人の動きと、その病状を記したカルテを運ぶ搬送機の自動的な動きが、小学生のぼくには不気味で不思議な状景だったことを思いだす。

 

秘密の運び屋

なんか袋を持っている

受容と発信を繰り返す媒体

容器であり物体でありなんとなくそういう生命体のような感じ

 

 

 

住宅完成見学会より2

「こひつじスツール」

 

場所を選ばず、

そっと置いた場所がその人の居場所になる。

そんなイスです。

 

デスクの上に飾ってある刺繍の絵画はeverlasting sproutさんの作品。

思えば10年前、独立した年。

everlasting sproutの村松さんが、「椅子の座面はテキスタイルのものがほとんどだけど、

ニットを使った椅子を一緒に作ろう」と言ってくれたことから始まった。

 

自分の中だけの想いなんだろうけど、

時間が経つとこのスツールが存在していることがなんとなく不思議に思える。

きっとぼくへの贈り物だったんだと思う。

 

 

工房

先々週の難作業

 

 

 

2回目のオイル塗装。

ナラ材が惹きたってきた。

総ナラ無垢材の抽斗付きテーブル。

住宅完成見学会より

 

Nada chair

ブナ材

サイドチェアーとしてもいい