工房

 

 

第1作目の Nada chair

このままでは いつになっても実現しないと、自主制作で望みました。

材種は、今となっては貴重なマカバの赤身。

木工の先輩から譲り受けて、大事にとっておいたものです。

強くて優しくて素直。とてもいい材料です。

 

工房前で、ぼくにとって良い記念写真になった。

ここで11年間、富士宮には修行期間を合わせて14年間過ごした。

ありがとうございました。

また富士山に登りに来よう!

 

 

 

はじまる

3月に入り、移転計画がはじまる。

新たな挑戦です。

 

 

 

 

 

 

 

 

工房移転

来年度から静岡県藤枝市岡部町に工房を移転します。

新たな場所で制作できることに感謝です。

自分の世界観をさらに追求していきたいし、感じていただける場所にできたらと考えています。

 

 

湖の機能的オブジェクト

小学校のグラウンドの片隅の一角にあった あの銀ピカの箱はなんだったのか

グリッドになっていて 四角の中に四角が9個ぐらいあって その中に丸があったような

水道が配備されていいて プールも近くにあったから 水に関わる何かなのだろう

調べればすぐわかるだろうけど よくわからないものにしておこう

 

 

ウェグナー

 

 

修行時代にデザイン制作した椅子の修理をした。

この椅子は入社して2年目くらいか、初めて本格的にデザイン制作を任された椅子で、

学生の頃より憧れていた、ウェグナーのカウホーンチェアーやブルホーンチェアーのような

包み込むように 美しい曲面を描くアームを参考に、通常業務を終えた後、毎日のように設計・試作に励んだ。

まず このアームをどうやってジョイントするのか、そしてどうやってこの複雑な曲線を削り出すのか、

図面としては、この曲面はどういった数値をもっているのか。

だいぶ頭を抱えた記憶がある。

 

初めてウェグナーの椅子に出会ったのは、

まだデザインを勉強し始めた頃、教授の自宅のダイニングにあったYチェアー。

古民家の平家で、愛されながら、生活の中にしつらえられた白木の椅子にとても感動した。

 

働き始めてある時、カフェのカウンターにYチェアーが並んでいた。

その後ろ姿を見た時、工芸的にも見えたYチェアーが はっきりと工業製品だと感じたことがあった。

もちろん大事なところで手工芸が残されていることを含めた工業製品ではあるが。

この椅子は、基本的な職人技術、世界の椅子のルーツ、当時の工業生産技術を元に、

デザイン設計術によって魔法がかけられている。木工と椅子のことを知れば知るほどそう思うのだ。

そう考えると、ウェグナーは木製家具デザイナーとして巨大である。

 

あの頃を思い出しながら考えていくと、今ぼくは大分違った景色をみている。

 

 

 

時間

 

 

今年は雪がたくさん降った

こんなに降ったのは久しぶり

 

独立して数年後 少し遠回りして造園の仕事を志した

同郷の友達が 突然東京から来てくれた

するとその日の夜から 雪が降りはじめて

翌朝には 何かが止まったかのように景色が一変していた

雪に不慣れな 静岡育ちの2人でタイヤチェーンをつけて

大きな杉の木のある神社に行ったことを思いだす

 

時間は流れている

ずっと目を逸らさず対象をみつめてきたが

ぼく自身は何も変わっていないのかもしれない

 

 

 

プレゼンテーション

図面に彩色をしてクライアントに見ていただいた。

単に図面といっても、形をつくる線に込めているものは大きい。

同型の2脚の椅子。チェリーとナラでつくり、座面生地も異なるものとする。

どんな色の組み合わせが良いか、他の家具やインテリアとのバランスを考えながら、

座面の2色の生地をクライアントとじっくりと考える。

そしてここから練り上げていく

イメージ上の椅子がすこしづつ見えてきた。

 

 

 

初個展

 

 

2010年、初個展の時のことを思い出した。

 

独立して数年経っていて30歳までには個展をしたいと夫婦で毎日話し合いをしていた。

特に展示する会場の空間にこだわって、いろんなところを探した。

ところが家具を景色として見てもらえるような広々としたギャラリーはなかなか見つからない。

 

そしたら妻が、家の近くにまだできたばかりだと思うけど綺麗な建築があるよ。と教えてくれた。

行ってみると、工業団地と共に作られた環境に配した公共建築で、その中にギャラリースペースがあった。

 

交通の便は良くないけど、景色が素晴らしくて、光にあふれていて、理想的な場所だった。

ここならいい展示になると夢を抱いて必死に望んだ。

 

 

 

 

 

 

 

感性

 

 

少し慌ただしくなっていて

間が空いてしまったが 椅子の設計を進めている

以前の図面も見返しながら

自作の形を決める数値は貴重なデータ

静かに曲線をつなげたい

 

しかしそれとは逆に

家具製作のプロセスを変えていきたいと思ってる

扱う数字を大事なポイントだけにして 少なくしていきたい

自分が家具制作のプレイヤーであることを活かしたプロセス

骨格が少しづつ見えてきたか

構想を抱き 夢をみながら 体で作るような

 

先日はお客さんが来てくださった

実物の家具に触れていただき 工房や設計室も見ていただいた

ぼくの制作環境や感性を理解をしていただき本当にうれしい

いい物を届けたい

 

 

 

 

黒や赤や緑の光

 

 

体調を崩し、静かな正月を過ごした

 

新しい椅子のデザインをしてる。

僕がもつ、設計術、木工技術、椅子の存在感が、

自然と集結したものになればと思っているのだが、やはり苦労しそうだ。

 

椅子はよく言われるように、家具の中で最も彫刻的だと思うが、

その形態は、身体や機能に対してとても正直で、非常に制約を感じる物でもある

 

やさしい曲線を描きたいと思っている。